南海電気鉄道は27日、難波駅2階中央改札口 改札内コンコースのリニューアル工事を開始すると発表した。
今回の工事では、1977年の開設以来使用してきた化粧レンガや床タイルを撤去し、柱、床、壁、照明を改修。ゆるやかな曲線がデザインされた柱や、白色ベースで統一した床・壁で、明るく近未来的な空間を構築する。また、利用者数が少ないエリアに椅子を設置することで、改札口周辺の混雑分散も図る。
難波駅は、南海電車最大のターミナル駅で、同社グループが難波エリアのまちづくり方針として掲げる「グレーターなんばビジョン」における最重要拠点ともなっている。今回の工事対象エリアとなる2階中央改札口は、難波駅のメインエントランスの一つ。2025年の大阪・関西万博開催の前に、第1期工事として、南海本線側のリニューアル工事を終える計画としている。
第1期工事の実施期間は、2024年10月1日から2025年3月までを予定する。同社では、南海本線側のリニューアル工事が終了した後に、第2期として、高野線側の工事も計画しているという。