JR東日本は21日、高崎・盛岡エリアに新型車両を投入すると発表した。
新型車両の形式名は、HB-E220系。「仙石東北ライン」のHB-E210系などと同様、エンジンで発電した電気で走行し、かつ走行用蓄電池も搭載する、ハイブリッド式の気動車となる。
車体デザインは、新潟・秋田エリアなどに投入したGV-E400系に類似しているが、同形式や、高崎・盛岡エリアで使用してきたキハ100系・キハ110系の片側2扉から、片側3扉へと、乗降扉を増設。通勤・通学時のスムーズな乗降を実現する。車内には、車いす・ベビーカー対応のフリースペースや、電動車いす対応の洋式トイレ、防犯カメラや非常通話装置を設置する。
HB-E220系の導入予定線区は、高崎エリアが八高線(高麗川~高崎間)、盛岡エリアが東北本線(花巻~盛岡間)および釜石線(花巻~釜石間)。高崎エリアには2両編成8本、盛岡エリアには2両編成6本および1両編成4本を投入する。
営業運転の開始時期は、2025年度の下期を予定。同社では、HB-E220系の導入により、両エリアで使用しているキハ100系・キハ110系を置き換えていく。