JR東日本は13日、2025年3月15日にダイヤ改正を実施すると発表した。中央線などでは、特急列車の運転区間変更や運転取りやめのほか、快速電車におけるグリーン車サービスの提供を開始などを盛り込んだ。
特急列車では、夕夜間の下り「あずさ」4本と「かいじ」1本を、新宿駅発から東京駅発に変更する。また、利用の多い「あずさ」上下各2本は、9両編成から12両編成に増強する。早朝には、甲府駅5時40分発の上り臨時「かいじ」を新規設定。東京駅に7時45分に到着するダイヤとし、通勤・通学利用に配慮する。このほか、大糸線に直通する「あずさ」は、上り列車の時刻を早めるほか、運転区間を新宿~南小谷間から新宿~白馬間に短縮する。
普通・快速列車では、中央線快速・青梅線を走る「ホリデー快速おくたま」の下り列車を、新宿駅発から東京駅発に変更する。青梅線・五日市線では、立川~武蔵五日市間の直通列車を1本増発する。
このほか、中央線快速・青梅線では、グリーン車サービスの提供を開始する。対象区間は、東京~大月・青梅間。オレンジ色の帯の車両(E233系)による全列車(青梅線は中央線快速との直通列車のみ)が対象となる。なお、グリーン料金が不要となる「グリーン車お試し期間」は、ダイヤ改正前日の3月14日に終了する。また、グリーン車サービスの提供開始にあわせ、特急「はちおうじ」「おうめ」は運転を取りやめる。