小田急電鉄は13日、2025年3月15日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。
特急「ロマンスカー」では、平日新宿駅22時台に本厚木駅行きの「ホームウェイ」を1本増発し、20分間隔の運転とする。土休日夕時間帯では、小田原駅を発着する特急上下各1本を、箱根湯本駅発着に延長する。また、9時頃から20時頃にかけて、伊勢原駅と秦野駅の停車列車を増やすとともに、急行・快速急行のいずれかとの待ち合わせを強化する。
一般列車では、準急の停車駅に喜多見駅、和泉多摩川駅、急行の停車駅に五月台駅、黒川駅、はるひ野駅、快速急行の停車駅に開成駅を、それぞれ追加。これにより、準急は経堂以西、急行は多摩線内で各駅停車となる。停車駅変更にあわせ、小田原線と多摩線を直通する急行や、小田原線の快速急行の一部列車において、途中駅で実施している種別変更は廃止する。
東京メトロ千代田線との直通列車では、現在は向ヶ丘遊園駅発着で運転している昼間時間帯の急行を、唐木田駅発着に延長する。また、遠距離利用者や混雑緩和に配慮し、平日18時台から20時台の準急5本を、伊勢原駅行きの急行に変更。この急行は、列車の遅延防止を目的に、新百合ヶ丘駅では多摩線ホームの3番ホームを発着する。
また、下北沢駅において、早朝・深夜時間帯は全列車を地下1階ホームの発着とし、京王井の頭線などへの乗り換えの便宜を図る。