JR北海道は18日、現行「ノロッコ号」車両の運転を終了すると発表した。
ノロッコ号は、窓を大きく改造した展望客車などを使用するトロッコ列車。列車名は、速度を落として走ることから、「ノロノロ」と「トロッコ」を組み合わせている。道東を走る「くしろ湿原ノロッコ号」は1989年、道央を走る「富良野・美瑛ノロッコ号」は1998年に運転を開始。展望客車は1998年~1999年に導入された。
同社では、ノロッコ号をけん引する機関車が経年45年以上、客車も40年以上が経過し、老朽化が進行するとともに使用部品の生産中止が相次いでいると説明。そのため、現行ノロッコ号での運転を、2025年度をもって終了することを決めたとしている。