京成電鉄は27日、新型車両の「3200形」の営業運転を、2月22日に開始すると発表した。
3200形は、「人や環境にやさしいフレキシブルな車両」がコンセプトの車両。2両単位でフレキシブルに編成車両数を変更できる設計となっており、輸送需要に見合った効率的な走行エネルギーの使用により、環境負荷の低減が可能となっている。
外観デザインは、京成車両の伝統である赤と青のカラーリングを踏襲。連結運転時に常時通り抜けが可能な構造とするため、正面貫通扉を中央に配置した。車内設備では、京成の車両では初めて、車内非常通話装置と防犯カメラ装置を連動させることで、緊急時に乗務員が迅速に対応できるシステムとした。走行機器では、最新の半導体を使用した制御装置を搭載しており、旧型車両の3500形と比較して、電力消費量を約69パーセント削減するという。
3200形は、第1陣としては6両編成1本を導入。主に京成本線や千葉線などの普通列車で運転する。