「つくばエクスプレス」(TX)を運行する首都圏新都市鉄道は28日、同線の開業20周年を記念する各種企画を発表した。
つくばエクスプレスは、秋葉原駅とつくば駅を結ぶ路線。2005年8月24日に開業しており、2025年で開業20周年を迎える。
記念企画の一環として、同社は「開業20周年記念ロゴマーク」を制定。つくばエクスプレス沿線と車両を組み合わせ、沿線の街や人々とともに成長してきた20年をイメージした。車両は、開業時に導入したTX-1000系と、最新型のTX-3000系を描き、これまでの20年の歴史を表現したという。ロゴマークは、開業記念イベントや各種企画、記念グッズで使用する予定。また、乗務員や駅係員が、同デザインのピンバッジを着用する。
また、新たなマスコットキャラクターも制作した。従来のキャラクター「スピーフィ」に憧れて首都圏新都市鉄道に入社し、運輸と技術の両部門で勤務するマルチな社員という設定としている。デザインは、力強く純粋で、幸運を呼ぶといわれているユニコーンがモチーフで、「鉄道の明日の夢を追い、未来につながる鉄道であるTXを体現」したという。たてがみや尾は虹色としており、多様性を感じさせ、軽快に駆けていくユニコーンを「夢の懸け橋」的存在とするという同社の想いを重ねた。マスコットキャラクターのネーミングは、今後実施する投票企画で決定する予定。3月に一般投票を実施し、4月上旬に発表する。
ラッピング車両「開業20周年記念トレイン」も運転する。第1弾は、4月1日から12月下旬まで運転。車両側面に開業20周年ロゴのステッカーを貼り付けるほか、先頭部には記念ロゴデザインのヘッドマークを掲出する。第2弾も、開業20周年を迎える8月24日より運転するという。
同社はこのほか、記念グッズの発売や、記念セレモニー・出発式の開催、駅記念装飾の実施やテレビCMの放送などを発表している。
【1月29日追記:発表資料の訂正にともない、本文の記載内容を一部変更しました】