鉄道コム

首都圏新都市鉄道、つくばエクスプレス開業20周年企画を発表 新マスコットキャラクター導入も

2025年1月28日(火)15時15分

「つくばエクスプレス」(TX)を運行する首都圏新都市鉄道は28日、同線の開業20周年を記念する各種企画を発表した。

つくばエクスプレスのTX-3000系
つくばエクスプレスのTX-3000系

つくばエクスプレスは、秋葉原駅とつくば駅を結ぶ路線。2005年8月24日に開業しており、2025年で開業20周年を迎える。

記念企画の一環として、同社は「開業20周年記念ロゴマーク」を制定。つくばエクスプレス沿線と車両を組み合わせ、沿線の街や人々とともに成長してきた20年をイメージした。車両は、開業時に導入したTX-1000系と、最新型のTX-3000系を描き、これまでの20年の歴史を表現したという。ロゴマークは、開業記念イベントや各種企画、記念グッズで使用する予定。また、乗務員や駅係員が、同デザインのピンバッジを着用する。

開業20周年記念ロゴマーク(画像提供:首都圏新都市鉄道)
開業20周年記念ロゴマーク(画像提供:首都圏新都市鉄道)

また、新たなマスコットキャラクターも制作した。従来のキャラクター「スピーフィ」に憧れて首都圏新都市鉄道に入社し、運輸と技術の両部門で勤務するマルチな社員という設定としている。デザインは、力強く純粋で、幸運を呼ぶといわれているユニコーンがモチーフで、「鉄道の明日の夢を追い、未来につながる鉄道であるTXを体現」したという。たてがみや尾は虹色としており、多様性を感じさせ、軽快に駆けていくユニコーンを「夢の懸け橋」的存在とするという同社の想いを重ねた。マスコットキャラクターのネーミングは、今後実施する投票企画で決定する予定。3月に一般投票を実施し、4月上旬に発表する。

つくばエクスプレスの新マスコットキャラクター。運輸制服バージョン(左)と技術制服バージョン(右)の2種類を設定する(画像提供:首都圏新都市鉄道)
つくばエクスプレスの新マスコットキャラクター。運輸制服バージョン(左)と技術制服バージョン(右)の2種類を設定する(画像提供:首都圏新都市鉄道)

ラッピング車両「開業20周年記念トレイン」も運転する。第1弾は、4月1日から12月下旬まで運転。車両側面に開業20周年ロゴのステッカーを貼り付けるほか、先頭部には記念ロゴデザインのヘッドマークを掲出する。第2弾も、開業20周年を迎える8月24日より運転するという。

開業20周年記念トレイン第1弾のイメージ(画像提供:首都圏新都市鉄道)
開業20周年記念トレイン第1弾のイメージ(画像提供:首都圏新都市鉄道)
記念トレイン第1弾のヘッドマークのイメージ(画像提供:首都圏新都市鉄道)
記念トレイン第1弾のヘッドマークのイメージ(画像提供:首都圏新都市鉄道)

同社はこのほか、記念グッズの発売や、記念セレモニー・出発式の開催、駅記念装飾の実施やテレビCMの放送などを発表している。

【1月29日追記:発表資料の訂正にともない、本文の記載内容を一部変更しました】

2025年1月29日(水)14時19分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

京成の新型車「3200形」詳細

実は「ギリギリ」な設計だった? 京成電鉄の新型車両「3200形」を深掘りします。

画像

西武山口線に新型車

4両編成3本を2025年度~2027年度に順次導入し、8500系を代替。デザインは各編成別。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。