南海電気鉄道は29日、鉄道事業の分社化に向け、分割準備会社を設立することを、同日付で決定したと発表した。
南海電気鉄道は、鉄道事業や不動産事業を営むほか、その他南海グループ各社の総括なども担っている。同社では、各分野の事業戦略をよりスピード感を持って推進していくための施策として、鉄道事業を分社化することを、2024年10月に発表していた。
南海電気鉄道の100パーセント出資による新会社は、2025年3月3日に設立を予定。設立時の名称は「南海電気鉄道分割準備株式会社」とする。分社化は、2025年6月の定時株主総会決議による承認や、所管観光庁の許認可が得られることを条件に、2026年4月に実施する。