JR西日本は29日、山陰本線鳥取~倉吉間でのICカード乗車券「ICOCA」サービスを、3月15日に開始すると発表した。
同社では、鳥取~倉吉間の各駅に、IC改札機を設置し、ICOCAエリアとする。対象区間内では、ICOCA定期券も発売する。
また、すでにICOCAエリアとなっている米子方面の各駅と、今回ICOCAを導入するエリア各駅の間でも、3月15日以降はICOCAを利用した乗車が可能となる。ただし、下北条~淀江間の各駅は、IC改札機を設置しない「IC改札機未導入区間」の扱いで、各駅ではICOCAを利用した乗降はできない。また、米子方面と鳥取~倉吉間にまたがる区間のICOCA定期券は発売しない。このほか、山陰本線の浜坂方面や、因美線・智頭急行線方面でも、ICOCAは利用できない。
JR西日本などでは、山陰本線ICOCAエリアの拡大にあわせ、キャンペーンを実施する。2月7日から3月14日までは、スマートフォンアプリ版ICOCA(モバイルICOCAなど)を新規発行した利用者を対象に、記念品を配布。3月15日から5月11日までは、鳥取駅の商業施設「シャミネ鳥取」や倉吉駅の商業施設「くらよし駅ヨコプラザ」でのICOCA利用者などを対象に、「WESTERポイント」の還元キャンペーンを実施する。