JR東海は21日、企画きっぷ「ふじのくに家康公きっぷ」「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」をリニューアルすると発表した。

「ふじのくに家康公きっぷ」は、新幹線のチケットレスサービス「エクスプレス予約」「スマートEX」の利用者向けに発売している商品。静岡県内の「東部」「中部」「西部」の3エリアを設定しており、エリア内の在来線や一部私鉄・路線バスが2日間乗り放題となる。

今回のリニューアルでは、 御殿場プレミアム・アウトレットや浜名湖遊覧船など、沿線の観光施設での特典を設定する。一方、発売額は、大人1600円から2000円に、小児800円から1000円に、それぞれ改定。東部エリア用では、東海バスの利用路線を一部変更する。また、旅行会社での発売も終了するという。このほか、訪日外国人利用者向けに、商品内容は同じ英語表記版として、「Mt.FUJI-SHOGUN PASS」を発売する。
「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」は、JR東海の在来線全線と、隣接する16の私鉄が2日間乗り放題となるフリーきっぷ。これまでは土休日の連続する2日間のみしか利用できなかった。今回のリニューアルでは、利用期間を拡大し、土休日を利用開始日とする連続2日間に変更。休日の翌日の平日も利用可能となる。また、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」での発売も開始。JR東海の在来線では、自動改札機の利用にも対応する。

リニューアルする各きっぷは、4月1日に発売。「ふじのくに家康公きっぷ」は同日利用開始分以降、「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」は4月5日利用開始分以降が対象となる。