名古屋鉄道は2月28日、「軌道変位モニタリング装置」を搭載した営業用車両の試験走行を実施すると発表した。

「軌道変位モニタリング装置」は、車両の下部に搭載。装置から出るレーザーをレールに照射することで、線路のゆがみをリアルタイムかつ高頻度に自動測定する。これにより測定頻度が向上し、より効果的に線路をメンテナンスできる。測定されたデータは、無線によりクラウド経由で担当部署へ伝送。データの分析により線路の状態変化を早期に把握し、適切なメンテナンス計画の策定に役立てる。

試験走行は2025年3月から、瀬戸線で実施。同社では、実用化に向けた検証を重ね、本運用に向けた検討を進めるとしている。