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東海道新幹線に「半個室」導入へ 2027年度中にサービス開始

2025年3月19日(水)15時54分

JR東海は19日、東海道新幹線に半個室タイプの上級クラス座席を導入すると発表した。

東海道新幹線
東海道新幹線

半個室タイプの座席は、N700S車両の10号車(グリーン車)の一部に設置。既存の20席のリクライニングシートに代え、大型バックシェルタイプの座席6席を設置する。

通路と座席の間には、出入り用の鍵付き扉を設ける。前後の座席の間には壁を設けないが、座席を転換可能な仕様とし、対面での利用にも対応するという。座席はレッグレストつきで、半個室タイプ座席専用のWi-Fi環境や荷物スペースも整備する。

通路から見た半個室タイプの座席(イメージ)
通路から見た半個室タイプの座席(イメージ)
半個室タイプの座席(イメージ)
半個室タイプの座席(イメージ)
半個室タイプの座席の通路(イメージ)
半個室タイプの座席の通路(イメージ)

半個室タイプの座席は、2027年度中にサービスを開始する予定。JR東海の東京広報室によると、設備は今後新造する編成に設置するほか、新造時に導入が間に合わない編成についても、車両検査時などに順次設置するという。同社では、設備仕様やサービス内容、座席名称などの詳細については、今後順次発表するとしている。

JR東海は2024年、東海道新幹線に個室タイプの座席を導入することを発表していた。同社では、個室タイプの座席と半個室タイプの座席を、グリーン車よりもさらに上質な設 備・サービスを備えた上級クラス座席として提供し、多様化する利用者のニーズに応える。なお、JR東海の東京広報室によると、個室タイプと半個室タイプの座席については、「どちらが上位かは考えていない」という。

なお、個室タイプの座席については、当初は2026年度中のサービス提供開始としていたが、同社は今回、「2026年秋のサービス開始を予定」と、詳細な時期に踏み込んだ。

2025年3月19日(水)15時56分更新

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