JR東海、JR西日本は4日、東海道・山陽新幹線で、予約不要の車内荷物置き場を試行すると発表しました。

東海道・山陽新幹線の16両編成の車両では、一部のデッキに「特大荷物コーナー」が設置されています。両社では、手回り品は原則として荷物棚などへ収納するよう呼び掛けていますが、昨今の観光などによる利用者増加にともなって、デッキ部の特大荷物コーナーを予約不要で利用できるスペースとする試行に踏み切ります。
試行期間は、2025年7月1日から当面の間。乗客が誰でも利用できる共用コーナーとして開放します。
なお、東海道・山陽新幹線では、縦・横・高さの3辺合計が160センチメートルを超え250センチメートル以内の大きな荷物を「特大荷物」と定義し、現在これを車内に持ち込む際には、「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」の予約を必要としています。

特大荷物コーナーは、7月1日から予約不要として開放される一方、同日以降は特大荷物の収納はできなくなります。JR東海、JR西日本では、7月1日以降に特大荷物を持ち込む際には、一部車両最後列の特大荷物スペースを確保できる座席を予約するよう呼び掛けています。