鉄道コム

JR東海、在来線車両の安全対策工事が完了 今月末で

2008年3月21日(金)14時45分

JR東海は、在来線車両における安全対策工事が、今月末で完了する見込みと発表した。

同社の安全装置の整備工事は、福知山線脱線事故以降の対策として、2005年12月より在来線車両に行われてきた。

今月末の工事完了により、JR東海の在来線の先頭車両(834両)すべてに、以下の4つの装置が搭載されることになる。

・運転情報記録装置-列車速度、非常ブレーキ操作、ATS動作などの運転情報を、運転士が携帯するICカード等に常時記録する装置。

・EB装置-運転士が一定時間運転操作をしなかった場合、自動的に非常ブレーキがかかる装置。

・TE装置-運転室内の「緊急」用ボタンを操作するだけで、非常ブレーキ作動・防護無線発報・信号炎管点火・汽笛吹鳴・パンタグラフ降下といった、列車防護のための動作を一斉に行うことが出来る装置。

・防護無線バックアップ電源-列車無線の電源が断たれた場合に使用する予備用電源。福知山線脱線事故の教訓から、通常使用している電源が断たれた場合に、自動的にバックアップ電源に切り替わるようになっている。

JR東海では、ATS-PTの導入など、今後も安全安定輸送の取り組みを行うとしている。

2008年3月25日(火)18時27分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道7000系営業運転開始[2025年2月]
  • 京成3200形営業運転開始[2025年冬]

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。