南海電気鉄道は、18日(月)に開催した同社の取締役会において、業務組織の一部改正を決定した。
新たに、「なにわ筋線」構想や堺市のLRT事業計画等の都市部交通を扱う部門として、経営政策室内に「都市交通計画部」が設置される。都市交通計画部では、国・自治体や関係機関との協議の進行を取り扱うとされており、高野線汐見橋と梅田や新大阪などのキタ地区を結ぶ「なにわ筋線」構想や、同社と子会社の阪堺電気軌道が参入を予定している堺市のLRT事業計画が、加速することが予想される。
また、鉄道係員教育の必要性や重要性の高まりから、大阪府高石市にある「運輸教習所」を、その機能を強化して「鉄道研修センター」に改称される。
新組織は、6月26日付けでの実施となる。