JR東海とJR西日本は19日(火)、7月15日に運転する快速列車「紀勢本線全通50周年記念号」の詳細を発表した。
車両はワイドビュー南紀号で使用しているキハ85系4両編成(全車指定席)で、亀山駅を7時11分に発車し、白浜駅に14時22分に到着する。同車両の白浜駅の乗り入れは初めて。終点の白浜駅では、紀勢本線の特急車両であるキハ85系、381系、283系の3車両が並ぶ姿が、わずかな時間で見られる予定。
亀山駅や白浜駅では、出発式や歓迎式が開催されるほか、途中停車駅の尾鷲駅や熊野市駅でも、「おもてなし」イベントが行われる。また、紀勢本線で一番最後の開通となった三木里駅~新鹿駅では、地元の人々が国旗を振って歓迎する予定。
紀勢本線は1959年7月15年に全線が開通。今年で50周年になることを記念して、JR東海やJR西日本が、この記念列車の運転のほか、紀勢本線の全駅名を対象にした「駅名しりとりラリー」、記念入場券の発売、記念弁当の販売などの企画を進めている。