JR東日本は11日(木)、青梅線を中心に運行するラッピング展望型電車「四季彩号」のさよなら運転を7月に実施すると発表した。
四季彩号は、青梅線沿線の観光利用を目的に201系車両が一部改造されたもので、主に休日の青梅駅から奥多摩駅までの区間で運転されている。4両編成(1本)のうち奥多摩寄りの先頭車両は、すべての座席が川側に向けられており、ほかの車両でも川側がボックスシートになっているなど、車内から多摩川の渓谷を楽しめるようになっている。車両外観は、1両ごとに季節をイメージしたラッピングがなされている。2001年から運転されてきた四季彩号だが、車両の老朽化により廃車されることになった。
7月のさよなら運転は、「びゅう旅行商品」のツアーとして実施される。ツアーの実施日と四季彩号の運転区間は、7月4日と5日が三鷹駅から笹子駅までと大月駅から三鷹駅まで。7月11日と12日は立川駅と青梅駅間の往復。7月18日と19日と20日は立川駅と奥多摩駅間の往復となっている。ツアーに参加すると、四季彩号に乗車できるほか、記念乗車証や特製弁当などの特典がつく。申し込みは、JR東日本八王子支社まで往復はがきにて(多数の場合は抽選)。締め切りは、各実施日の約2週間前。なお7月20日は、奥多摩駅ホームでさよならセレモニーが実施される予定となっている。
※申し込み条件や応募先等の詳しい情報は、JR東日本八王子支社の公式Webサイトにてご確認ください。