東京メトロは16日(火)、来年春から新型通勤車両15000系を導入すると発表した。
15000系はラッシュ時間帯の輸送改善を目的として、従来より50センチ広いワイドドアがすべてのドアに採用され、駅での乗降にかかる時間の短縮がはかられる。車体は、現在東西線で使用されている05系13次車がベースとなるが、車内の冷房能力の向上や座席のクッションの改良、車体強度の向上、火災対策の強化、コストダウン、省メンテナンス化などが行われる。車内には液晶画面による車内表示器が設置されるほか、床面の高さを低くしてホームとの段差を縮小するなどのバリアフリーに対応する。
東京メトロでは15000系を、今年度末から2011年度にかけて、10両編成を13本(計130両)を新造する計画。来年春から順次、営業運転を開始する。