阪堺電気軌道22日(月)、7月4日にダイヤ改正を実施すると発表した。
この改正では、大阪・堺の中心部から天王寺や阿倍野方面への利便性を向上させるため、上町線天王寺駅前と阪堺線浜寺駅前間の直通運転を開始する。所要時間は、天王寺駅前~浜寺駅前間が約45分、天王寺駅前~大小路間が約30分となる。また、昼間時の浜寺駅前発着の電車は、すべて天王寺駅前との直通とし、12分間隔で運転する。
これにより、阪堺線の恵美須町~住吉間は、「恵美須町-我孫子道」の区間運転列車が主体となり、堺市内の各停留場へは我孫子道で乗換が必要となる。天王寺駅前電停では、「天王寺駅前-浜寺駅前」と「天王寺駅前-住吉公園」の列車とを交互に運転し、1時間に片道計10本、 6分間隔の運行となる。
天王寺駅前~浜寺駅前間の直通運転は36年ぶり。これまで同社では、恵美須町~浜寺駅前間で直通運転を行ってきたが、再開発が進む天王寺駅前発着に切り替えて、利用者の増加を目指す。