JR西日本は14日(火)、2011年春から湖西線(山科~近江塩津間)でATS-Pの使用を開始すると発表した。
地上設備の工事は7月17日から着手する。ATS-Pは、連続的に列車の速度を照査し、停止信号や曲線、分岐器などで速度超過があるときに、自動的にブレーキを動作させて列車を停止または減速させる機能をもつ。
同社では「安全性向上計画」にもとづき、アーバンネットワークの高密度線区を対象にATS-P地上設備の整備を順次進めている。今後は、2010年度までに嵯峨野線(京都~園部間)を、2011年度までに学研都市線(木津~京田辺間)を整備する予定。