JR東海は24日(金)、2011年春に開業予定の「JR東海博物館」(仮称)の展示概要を発表した。
展示車両は、超電導リニア、新幹線、在来線など36両を揃える。超電導リニアは、山梨実験線で世界最高速度を記録したMLX01車両。新幹線は、初代新幹線の0系、2代目の100系、3代目の300系の歴代車両のほか、試験車の「ドクターイエロー」や「300X」を展示する。在来線の展示車両は、狭軌鉄道の蒸気機関車として世界最高速度を記録したC62、木製の電車で唯一現存しているモハ1形式、蒸気機関を客室端部に搭載した蒸気動車キハ6400形式など。これらの車両は、浜松工場や佐久間レールパークなどJR東海で保管されてきた車両がほとんどだが、JR西日本や愛知県犬山市の博物館「明治村」など他社から移管される車両も一部ある。
車両の展示のほかには、N700系運転シミュレータや313系の車掌シミュレータ、鉄道ジオラマなどのコーナーが予定されている。同博物館はこれから2011年春の開業に向けて工事が行われる。