JR貨物は、今年度から2012年度にかけて、隅田川貨物駅の輸送力増強に取り組む。
隅田川駅は、関東地区から北海道・東北・北陸地区への鉄道貨物輸送の拠点駅となっている。同社では、鉄道貨物輸送へのモーダルシフトの促進や、北海道・東北ルートの輸送力増強を図るため、着発線や荷役線の延伸、コンテナホームの拡幅、機関車留置機能の整備をおこなう。これらにより、18両編成列車の20両編成化や有効時間帯における列車の増発、大型コンテナの取り扱いの強化が可能となる。
輸送力増強事業の主体者は、JR貨物や千葉県などが出資する京葉臨海鉄道。事業費は約46億円で、そのうち約3割は国の補助でおこなわれる。