京阪電気鉄道は7月29日(水)、京阪本線淀駅の下り線とホームを、9月12日に高架線に切り替えると発表した。
淀駅周辺は交通渋滞が著しく、京都市が1999年から同駅付近の立体交差化事業に取り組んでいる。下りの高架線と高架ホーム(1面2線)は9月12日から使用が開始され、競馬開催時などに京都競馬場の入場門と駅の2階を直結する専用通路も使用が開始される。上り線の高架への切り替えは2011年5月ごろの予定で、上下線が高架化されると3つの踏切が廃止され、競馬開催日の周辺道路の混雑解消が期待されている。
これにあわせ、同社では9月12日の始発から京阪線・大津線のダイヤ変更をおこなう。京阪線では、平日ダイヤの朝ラッシュ時間帯において、中之島駅行きの列車の一部を淀屋橋行きに変更するなど、利用動向に則したダイヤに変更する。大津線では、現在の運転状況等を考慮し、浜大津駅における京津線から石山坂本線への連絡改善などを実施する。