JR西日本、JR四国、JR九州の3社は7月31日、8月下旬以降の「西日本パス」の設定を発表した。
新たな設定期間は8月21日から10月26日までで、9月18日から9月21日をのぞいた金・土・日・月曜日が対象。設定エリアが広がり、JR西日本(宮島フェリーを含む)、JR四国、JR九州の3社線全線と、智頭急行線が乗り放題となる。発売価格は、2日間の普通車指定席用が1万8000円、2日間のグリーン車用が2万円、3日間の普通車指定席用が2万円、3日間のグリーン車用が2万2000円となっている。指定席の利用可能回数も増え、2日間用で6回、3日間用で8回利用できる。きっぷの発売期間は、8月4日または利用開始日の1か月前から利用開始日の7日前まで。2名以上での同一行程利用という条件はかわらない。なお、JR西日本とJR九州の発売分ではレンタカーの割り引きがつくが、JR四国で発売するパスではレンタカーの割り引き特典がない(JR四国では「JR四国・西日本パス」という名称で発売する)。
「西日本パス」の名称ではJR西日本が今年の4月から発売しており、7月下旬までに約24万枚が発売された。これまでは、JR九州の一部エリアに乗車できないなどの制限があったが、今回の設定エリアの拡大により、JRでは九州や四国を含む西日本すべてが利用可能となり、名実ともに「西日本パス」が発売される。