JR東日本は18日(火)、7月20日から設定している「ツーデーパス」の利用状況を発表した。
これまでの利用者数は約10万人で、1日あたり約3500人の利用があった。土曜日と日曜日の2日間での利用が最も多く、8月15日は約8000人が利用した。利用者の内訳は、「大人」が約60パーセント、50歳以上の「大人の休日倶楽部会員」が約20パーセント、学生向けの割り引き価格が設定されている「学生」が約15パーセントなどとなっている。同きっぷは特急券と組み合わせての使用が可能だが、新幹線や特急列車を併用した利用者数について同社は、「かなりいらっしゃいます」(プレスリリース)としており、きっぷの効力を活用する利用者が多いことがわかる。また、JR以外の会社線を含めたエリアを広くまわる利用者も目立つようで、同きっぷの発売にあわせて旅行を企画した人も多いとみられる。
ツーデーパスは、8月31日までの毎日と9月の土休日のうち連続した2日間を、関東近郊のフリーエリアで利用できる企画乗車券。青春18きっぷと違い、別に特急券を購入すればJR東日本の新幹線や特急列車に乗車できるほか、会津鉄道、上田電鉄、鹿島臨海鉄道、富士急行、北越急行の一部区間なども利用できるのが特徴。発売額は、大人が5000円、学生が3500円、小児が2000円と、その効力から類似するきっぷを比較すると、非常に割安の設定となっている。