JR東海とJR西日本は26日(水)、紀勢本線の特急と普通列車が乗り放題となる「紀勢本線全通50周年乗り放題きっぷ」を9月に設定すると発表した。
両社では同じ名称の企画きっぷを7月中旬から8月末まで設定し発売しているが、9月分は価格を変更し特急列車も利用可能にする。新しい価格は、おとな用が6000円、こども用が3000円。紀勢本線全線の特急・急行・普通列車の普通車自由席が乗り降り自由となる。利用期間は9月1日から9月30日までで、連続する3日間が有効。発売箇所は、乗り放題区間内と京阪神、名古屋、静岡地区の主な駅のみどりの窓口などで、8月29日から9月28日まで取り扱われる。
紀勢本線の全区間(亀山~和歌山市間)を特急列車を使って乗車した場合、片道の運賃は6300円、特急ワイドビュー南紀号の自由席特急料金は2100円(津~新宮間)、特急オーシャンアロー号の自由席特急料金は1880円(新宮~和歌山間)。あわせて10280円となるが、同きっぷを利用した場合、片道の利用でも4割ほど安く利用できる。
紀勢本線では、全通50周年を記念したイベントが9月末まで実施されている。