東武鉄道は9月15日(火)から、東上線の池袋~小川町間で運転している座席定員制の「TJライナー」で、QRコードを利用した「着席整理券確認システム」を導入する。
QRコードは、小さな四角形を縦と横に並べた図形で情報を表す二次元コード。東武鉄道ではTJライナーの着席整理券にQRコードを印字し、ライナーの乗車日や列車の情報を照合できるようにする。TJライナーは利用者の乗車前に着席整理券を確認しており、これまでは係員が着席整理券の券面を確認していたが、15日からは、専用の読み取り機で着席整理券のQRコードを確認する方法に変更する。
あわせて、携帯電話からTJライナーの着席整理券が購入できる「東上線TJライナー チケットレスサービス」を同日開始する。事前に「東武携帯ネット会員」に登録しておくことで、当日のTJライナーの着席整理券が、各列車の池袋駅発車30分前まで購入できる。決済後の画面にはQRコードが表示され、自動券売機での発券と同様、読み取り機にかざして乗車する。
切符の正当性を機械で確認する方法としては磁気やICチップによるものが普及しているが、QRコードを使ったチケットレス確認システムは、鉄道業界では初の導入となる。