JR西日本は、16日(水)の社長定例会見で、京阪神エリアに225系を投入することを発表した。福知山線脱線事故を教訓に、車両の安全性を向上させる。
225系は、京阪神エリアの新快速電車などで運行している223系電車の次世代車両となる。同社の車両で初めて衝撃吸収構造を採用し、衝突時に乗客にかかる衝撃加速度を従来の電車に比べて半減させる。また、つり手や手すりの形状などを改善し、つり手の数を増やすなど、乗客がすぐにつかみやすいようにする。そのほか、車内液晶モニターの設置やバリアフリーへの対応など、利便性も向上させる。
第1編成は2010年5月頃に完成し、その後、性能試験を実施する予定。当面は約200両を製造し、車両関係の投資額は300億円程度を見込む。