JR西日本は、指定席特急料金が最大で半額程度になる「チケットレス特急券」サービスの対象区間を、10月1日から拡大した。新たに「北近畿」「くろしお」などの特急列車で利用できる。
チケットレス特急券サービスは、携帯電話またはパソコンから事前に列車を予約することで、駅できっぷを受け取ることなく乗車できるサービス。これまで、米原~関西空港間の「はるか」と、米原~大阪間の「びわこエクスプレス」でのみサービスを提供してきたが、新大阪~篠山口間の「北近畿」「文殊」「タンゴエクスプローラー」と、京都~和歌山間の「くろしお」「スーパーくろしお」「オーシャンアロー」にも拡大した。三田・大阪間の場合、通常期の指定席特急料金は1140円だが、チケットレス乗車券では500円の価格設定となっており、640円安い。また、和歌山・天王寺間では、通常期の指定席特急料金は1450円だが、チケットレス乗車券では700円の価格設定となっており、750円安くなる。
設定期間は2010年3月31日まで。なお、「J-WESTカード」会員を対象としたサービスとなっている。