東京メトロは27日(金)、6月14日開業の副都心線(和光市~渋谷間)のダイヤを発表した。
和光市から渋谷間の所要時間は、急行で25分、各駅停車35分(最短)とする。優等運転を行ない、「急行」を設定するほか、朝ラッシュ時・夕ラッシュ時には「通勤急行」も設定する。運転間隔は、平日朝ラッシュ時において、和光市-渋谷間が約5分30秒、小竹向原-渋谷間を3分35秒とする。
副都心線のダイヤ決定発表に合わせ、東武鉄道、西武鉄道、および東京メトロ有楽町線も、それぞれダイヤ改正を発表した。
各社・路線の改正の要点は以下の通り。
○東武鉄道(東上線)
・東京メトロ副都心線と相互直通運転を開始 ・平日朝ラッシュ時の急行系列車の所要時間を短縮 ・急行列車を増発 ・座席定員制の「TJライナー」を池袋より運転(夕方以降) ・越生線全区間でワンマン運転を実施
○西武鉄道(池袋線・西武有楽町線・豊島線・狭山線)
・東京メトロ副都心線との相互直通運転の開始 ・通勤準急の停車駅に練馬駅を追加 ・豊島線の電車を全て池袋まで運転(豊島園行きの初電、豊島園発の終電を除く) ・所沢~小手指間の増発 ・土休日の快速急行の増発
○西武鉄道(新宿線・拝島線・国分寺線)
・昼間時間帯、拝島線に「拝島快速」を運転 ・国分寺~新所沢間の直通運転区間を国分寺~本川越間に拡大
○東京メトロ(有楽町線)
・「準急」を新設し、和光市~新木場間を約5分短縮 ・平日ダイヤ夜間の輸送力増強 ・平日ダイヤ終車時刻の延長 ・土曜日・休日ダイヤの輸送力増強