JR西日本は2日(金)、福知山線と山陰線などに287系特急形直流電車を投入すると発表した。福知山支社の特急車両として使用する。
287系の投入により、特急「きのさき」「北近畿」などで現在使用している183系車両が置き換わる。新型車両には、安全性向上のためにオフセット衝突対策や衝撃吸収構造が採用される。客室設備は、北陸線の新型「サンダーバード」のコンセプトを踏襲し、バリアフリー対応や足元のスペース拡大、女性専用トイレの設置をおこなう。また、グリーン車の全座席および普通車の車両最前部・最後部座席にモバイル用コンセントを設置する。先頭形状のデザインは、「サンダーバード」などのJR西日本の特急のデザインを踏襲しつつも新たなデザインとなる予定で、外観のカラーリングやインテリアなど、まだ検討中だという。
新型車両の投入数は、4両編成が7本と3両編成が6本の計46両。2011年春ごろに営業運転を開始する予定。