阪神電気鉄道と西大阪高速鉄道は14日、「第8回 日本鉄道賞」を受賞した。今年3月に開業した阪神なんば線の新線区間の開通が評価された。
日本鉄道賞は、鉄道の発達に貢献した鉄道事業者や団体をたたえるもので、2002年に創設された。国土交通省や鉄道事業者などがつくる「鉄道の日」実行委員会が表彰する。8回目となった今年は、今年3月20日に阪神なんば線の西九条~大阪難波間を開通した、阪神電気鉄道と西大阪高速鉄道の両社が選ばれた。阪神なんば線の開業に伴う近鉄奈良線との相互直通運転の開始により、関西圏の活性化や利便性向上への貢献が評価された。阪神電気鉄道によると、阪神沿線から奈良への企画乗車券の発売枚数は、開業前の9倍に増加。今年の神戸まつりでは、三宮駅の乗降人員が、例年の7月の土休日平均に比べて約24%増となるなど、効果が顕著に現れている。
阪神電気鉄道では受賞を記念して、記念ステッカー・ポスターの掲出などを実施し、受賞を広く告知するとともに、受賞記念イベントを実施することにしている。