相模鉄道は20日、「相鉄・JR直通線」の工事施行の認可を受けたと発表した。JRとの相互直通運転に向けて、一歩前進したことになる。
相鉄・JR直通線は、相鉄線の西谷駅とJR東海道貨物線の横浜羽沢駅付近の間に新設する、約2.7キロの連絡線。この連絡線を使用して、相模鉄道とJR東日本が相互直通運転を行い、相鉄線の海老名・湘南台と新宿方面の直通列車が実現する。
今年3月に相模鉄道が国土交通省に同線の工事施行を申請し、今月20日に認可された。建設は、独立法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が整備主体となる。事業費は約683億円。今後は、都市計画の決定などを経て用地取得に入る。開業は2015年春の予定となっている。
相模鉄道では東急東横線とも相互直通運転を予定しており、「相鉄・東急直通線」(横浜羽沢駅付近~東横線日吉駅間、約10.0キロ)の計画も並行して進めている。相鉄・東急直通線の開業は2019年の予定。