日本産業デザイン振興会は6日、JR北海道の岩見沢複合駅舎を2009年度のグッドデザイン大賞に決定した。
岩見沢駅は、2000年12月に3代目の駅舎が焼失し、今年3月に市の窓口などが入る複合駅舎として再建された。新しい駅舎のデザインは、JRグループで初の試みとなる一般公募型コンペが実施され、最優秀賞を受賞した案に基づいて設計された。壁面には市民参加による刻印レンガが、窓枠には古いレールを活用する取り組みもなされている。グッドデザイン賞ではこれらが評価された。審査委員は、「JRの駅舎としては、これまでにない画期的な「質」の高さを示している。」とコメントしている。
グッドデザイン賞は、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度。岩見沢複合駅舎は今回、グッドデザイン賞のベスト15の中で投票数の最も多かった対象に贈られるグッドデザイン大賞に輝いた。