近畿日本鉄道は、近鉄名阪特急の直通運転開始50周年を記念して、12月12日からキャンペーンを実施する。
大阪難波と近鉄名古屋を結ぶ近鉄名阪特急は、1959年12月に運転を開始した。それまで同区間は、レールの幅が異なっていたため、途中の伊勢中川駅で乗り換えが必要だった。しかし、1959年9月の伊勢湾台風による復旧工事の際に、名古屋線のレールを大阪線や山田線の幅に統一。大阪と名古屋を結ぶ直通運転が可能となった。今年の12月12日で直通運転開始から50年を迎えることから、同社では「近鉄名阪特急・直通運転開始50周年記念 サンクスキャンペーン」を実施する。
キャンペーンでは、「50周年 サンクス プレゼント」として12月12日から5日間、名阪ノンストップ特急の利用者に、抽選で「デラックスシート」片道分が250人にプレゼントされる。また、「アーバンライナー・ネクスト」、「アーバンライナー・プラス」のそれぞれ1編成の先頭車と後部の計4両に、記念ロゴマークをデザインした装飾ステッカーが来年3月末まで貼りつけられる。ロゴマークは、50周年を意味する50の数字と、大阪と名古屋を結ぶレールをイメージしたラインのデザインとなっている。このほか記念グッズとして、直通運転開始後に活躍した車両をモデルにした「Bトレインショーティー 近鉄10100系」や、「名阪特急直通50周年ポストカード」が発売される。Bトレインショーティは12月12日発売で、1個2000円、9000個限定。ポストカードは12月1日発売で、1セット500円、4000セット限定。記念グッズは、主要駅の営業所や鶴橋駅構内鉄道グッズショップ、近鉄グループのインターネットショッピングモールで販売される。