JR西日本は12月3日から、「こだま指定席往復きっぷ」など、今年新たに設定した3種類の割引切符を、年末年始も利用できるようにした。有効期間も7日間に拡大している。
年末年始も利用可能となったのは、山陽新幹線の「こだま指定席往復きっぷ」、大阪~松江・出雲間の「こだま&やくも指定席往復きっぷ」、京阪神~北陸間の「雷鳥指定席往復きっぷ」の3種類。いずれも今年の春以降に設定された新しい割引切符で、12月23日までの利用限定で発売されてきたが、来年の3月7日まで延長されることになった。また、年末年始での帰省にも利用できるよう、これまで2日間とされていた有効期間が7日間に拡大されている。
年末年始にも利用できる切符は、ほかに山陽新幹線の「2枚きっぷ」や、大阪~九州間の「九州往復割引きっぷ」などがあるが、往復切符としてはJR西日本のなかで最も割引率が高い商品になるという(同社)。JRの割引切符は年末年始などの多客期は使用できないものが多いが、今年は曜日配列の関係で長期休暇がとりにくいため、割引切符を増やし、帰省や旅行での利用増加につなげる施策が他社でもみられる。