JR東日本は8日、千葉駅の駅舎と駅ビルの建て替え工事を、2010年1月に着手すると発表した。2015年度に橋上駅舎に生まれ変わる。
現在の千葉駅の駅舎や駅ビルは1963年に建設されたもので、46年が経過している。線路の下に駅舎とコンコースがある構造のため、柱が林立して視認性が悪く、西口と東口が分断しているなどの課題を抱えていた。そのためJR東日本では昨年9月から、千葉駅と、同社グループの千葉ステーションビルが運営する千葉駅ビル「ペリエ1」の建て替え計画を進めていた。
新しい駅舎は、線路上空の3階に橋上化され、駅の中の各施設を分かりやすく配置した開放的なコンコースとなる。西口と駅周辺が駅舎に直結し、東口と西口も同じフロアでつながる。駅ビル・エキナカの商業施設も入るほか、屋上部分の一部が緑化庭園として開放され、地域住民が利用できる施設も設置される。
来年1月から順次工事が進められ、新しい千葉駅は2015年度に開業、駅ビル・エキナカは2016~2017年度に開業する見込み。