阪急電鉄は9日、2010年3月14日に摂津市駅を開業し、京都線でダイヤ改正を実施すると発表した。
新たに開業する摂津市駅は、京都本線の正雀駅と南茨木駅の間に設置される。相対式ホーム2面の地平駅舎で、各駅停車のみが停車する。駅に起因するCO2排出量を実質的にゼロにする日本初の「カーボン・ニュートラル・ステーション」への取り組みが進められており、太陽光発電やLED照明、雨水利用などの省エネ施設による環境対策が実施される。
京都線のダイヤ改正では、ATSの改良と9300系の投入により「特急」と「通勤特急」の最高時速が115キロに引き上げられ、スピードアップする。また、「通勤特急」の停車駅に茨木市駅が追加されるほか、これまで行楽シーズンに運行していた「快速」が平日の早朝や夕ラッシュ時間帯に運転される。行楽シーズンには、梅田・河原町・神戸・宝塚からの嵐山線直通列車も運行される。
阪急電鉄では、今後、大阪市営地下鉄堺筋線との接続や、堺筋線から京都方面への直通列車のダイヤも見直す方針。