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2010年7月に「成田スカイアクセス」が開業

2009年12月17日(木)22時35分

在来線最速の時速160キロで運行する新型スカイライナー
在来線最速の時速160キロで運行する新型スカイライナー

京成電鉄は16日、整備中の成田新高速鉄道について、アクセスルートの愛称名を「成田スカイアクセス」に決定したと発表した。また、2010年7月の開業を目指すことや、同ルートの上限運賃も発表した。

成田スカイアクセスという愛称は、一般から応募があった3699点の中から選ばれた。京成電鉄によると、成田空港へ直結していることが端的に表現され、利用者にわかりやすいことから選んだという。成田スカイアクセスは、京成高砂~成田空港間(51.4キロ)を指し、同区間は「成田空港線」が正式名称となる。

あわせて発表された成田空港線の上限運賃額は、京成上野~成田空港間の運賃が1200円、同特急料金が1200円。特急スカイライナーが日暮里と空港第2ビル間を36分で運転することになるが、船橋などを経由する現行ルートより15分短縮される一方、480円高くなる。運賃は、共同運行となる北総鉄道の運賃体系を適用しており、割高となっている。

成田スカイアクセスは2010年7月の開業予定で、来春には工事が完了し、その後、乗務員の訓練などがおこなわれる予定。

京成高砂~成田空港間のうち、すでに北総線として開業している京成高砂~印旛日本医大間(32.3キロ)は、開業後は北総鉄道と京成電鉄との共同運行となる。成田空港線は全区間が、線路の保有を別会社が行う「上下分離方式」で、京成電鉄は第2種鉄道事業者として運行する。新型スカイライナー車両により、印旛日本医大以東では、在来線最速の時速160キロの運転が実施される。

2009年12月17日(木)22時51分更新

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