鉄道コム

2010年3月にICカード乗車券サービス拡大

2009年12月31日(木)15時20分

2010年3月13日に、ICカード乗車券のサービスが拡大する。

JR東日本の「Suica」、JR九州の「SUGOCA」、西日本鉄道の「nimoca」、福岡市交通局の「はやかけん」で、3月13日にICカードの乗車券と電子マネーの相互利用サービスが始まる。この相互利用サービスにより、九州北部の多くの鉄道路線と、首都圏、仙台圏、新潟県のJR路線などが1枚のカードで利用できるようになる。「Suica」のJR以外での相互利用サービスは、「PASMO」以来2例目。相互利用サービスの開始を記念して、4社局は3月13日に記念カードを発売する。発行カードのキャラクターが歌い、相互利用カードのキャラクターが演奏しているデザインで、発行カードによりデザインが異なる。発売場所などの詳細は追って発表される。

JR東海の「TOICA」では同日、TOICA定期券による新幹線乗車サービスを開始する。在来線のTOICA定期券に含まれる区間において、東海道新幹線の三島~岐阜羽島間の普通車自由席が利用できるもので、特急料金は自動改札機の通過時にチャージ残額から精算される。これまで、並行する東海道新幹線にできるのは磁気定期券に限られていた。JR東海では、電子マネーサービスも同日開始する。名古屋駅など「のぞみ」が停車する各駅、約250店舗や飲料自動販売機で開始し、今後も利用可能箇所を増やす方針。電子マネーにおける「Suica」と「ICOCA」の相互利用も同時に開始する。

「Suica」では、オートチャージサービスが拡大する。自動改札機で入場する際、条件に応じて自動的にチャージされるこのサービスは、首都圏のみで展開されてきたが、仙台や新潟エリアでも開始される。また、「モバイルSuica」のオートチャージサービスも開始される。

このほか3月13日には、ICカードの利用可能エリアも拡大になる。「Suica」では伊豆急行線が、「TOICA」では御殿場線や高山線などJR東海エリアの33駅が、「SUGOCA」では筑肥線が、「nimoca」では西鉄貝塚線が、それぞれICカードに対応する。

2009年12月31日(木)15時20分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。