JR九州は、急行列車のリバイバル運転企画として、「復活!!急行列車」を実施する。昨年運行を終了したトロッコ列車「TORO-Q」のキハ65形とキハ58形車両を国鉄色に復元し、オリジナルヘッドマークやオリジナル「サボ」を装着して運転する。
復活する急行列車は、1日ずつ列車名を変えて、2月中の土日に運行される。2月6日の「あさぎり」を皮切りに、「ゆのか」、「南十字星」、「最南端」、「ながさき」、「いなさ」、「フェニックス」、「しいば」が九州の各方面を走る。全列車ともJR九州の旅行商品で、各列車とも90名限定の申込制。途中駅での記念撮影会や、実際に使用するサボと同サイズの乗車証明書の配布、オリジナル弁当の配布などの参加特典がある。今年3月以降には、「西九州」、「ちくご」、「第1ひかり」、「第2ひかり」などの運行が予定されており、JR九州では今年8月まで、国鉄色に復元した同車両を毎月運転する予定。
キハ65形とキハ58形が使用されていたトロッコ列車「TORO-Q」は、2002年10月に運行を開始。3月~5月と7月~11月の土日や夏休み期間の臨時列車として活躍し、大分~由布院間を1日1往復運行していた。7年間で約30万人が利用したが、トロッコ車両の老朽化により、2009年11月29日に運行が終了した。