富山地方鉄道は、市内電車全線において、3月14日(日)にICカードシステムを導入する。これにあわせて、富山地方鉄道と富山ライトレールは、ICカードの相互利用サービスを開始する。
富山地方鉄道のICカードの名称は、「ecomyca」(えこまいか)。利用範囲は、富山地方鉄道市内電車全線。市内電車の運賃は200円だが、ICカードを利用すると割引運賃となり、170円で利用できる。既存の乗継割引制度にも対応する。
同日に富山ライトレールの「passca」(パスカ)とのICカードの相互利用サービスも開始され、利用者は1枚のカードで富山地方鉄道の市内電車や富山ライトレールを利用できるようになる。ICカードの割引制度も相互に利用でき、他方のICカードの場合でも割引運賃で利用できる。なお、富山ライトレールのICカードの割引運賃はこれまで160円だったが、富山地方鉄道とそろえて、170円に変更となる。
ecomycaサービスの開始を記念して、富山地方鉄道は、ICカード開始記念カードを発売する。2月14日(日)午前9時から優先購入券を配布し、それと引き換えに発売する。発売日は3月1日(月)で、発売額は2000円、限定3000枚。優先購入券の配布箇所は、富山地方鉄道の乗車券センター、西町乗車券センター、南富山駅。