阪急電鉄は12日、京都線の6300系車両が、2月末をもって特急や通勤特急から引退すると発表した。引退に伴い、2月下旬に8日間限定で運行を再開する。
6300系車両は、1975年に登場。京都本線の特急車両として活躍してきたが、このたび後継車両の9300系への置き換えが完了することになった。最後まで残っていた1編成は、今年の1月8日で京都本線の運用から外れていたが、引退を記念して運行が再開される。
引退に伴う記念運行は、今月21日から28日までの8日間で、「特急」または「通勤特急」として運行する。6300系の第1編成である6350×8両が使用され、24日の夕方から最終日の28日までは引退記念のヘッドマークが掲出される予定。
同社は、公式Webサイトで運行予定時刻を掲載しているが、列車の写真を撮影する際には、マナーを守り係員の指示に従うよう鉄道ファンに求めている。
すでに京都本線での運行を終了した6300系は、一部編成がリニューアルされ、4両編成として嵐山線で活躍している。