近畿日本鉄道は、3月19日にダイヤ変更を実施する。4月24日以降の土休日には、近鉄名古屋駅~大和西大寺駅間の特急列車を1往復運転する。
ダイヤ変更の対象路線は、けいはんな線と生駒鋼索線をのぞく近鉄全線。奈良県で開催されている「平城遷都1300年祭」にあわせて、近鉄名古屋駅と奈良県の大和西大寺駅を結ぶ特急列車が新設される。この列車は、近鉄名古屋駅~大和八木駅間では名阪特急に連結して運転する。時刻は、近鉄名古屋駅8時30分発(大和西大寺駅10時42分着)、大和西大寺駅16時30分発(近鉄名古屋駅18時51分着)の1往復。運転日は、4月24日から11月7日までの土休日(6月26日、7月31日、8月1日、9月26日をのぞく)。このほか、定期列車では、平日の大阪難波駅23時10分発の大和八木駅行きが、名張駅まで延長される。また、土休日の京都駅~橿原神宮前駅間の特急列車で、橿原線の西ノ京駅が停車駅に追加される。
このダイヤ変更では、本数の削減や運転区間の短縮がほぼ全線にわたっておこなわれる。伊勢志摩方面への速達型の特急は、平日ダイヤで2本、土休日ダイヤで5本削減される。一般列車では、京都線、吉野線、信貴線などで本数が削減され、全線あわせた削減本数は、平日ダイヤで54本、土休日ダイヤでは76本にのぼる。