阪急電鉄は2月25日、同社の全駅の駅設備を順次充実させると発表した。開業100周年を機にさらに良質なサービスの提供をめざす。
今回の設備拡充では、全駅に、録画機能付きの防犯カメラやテレビ電話機能つきの多機能インターホン、運行状況を表示する旅客案内ディスプレイ、AED(自動体外式除細動器)が設置される。また、全駅にトイレットペーパーや手洗い用液体せっけんが配備され、ホームに設置されているベンチも再生木材を採用したベンチに更新される。主要駅では、オープンカウンターを設けた「シースルー型改札口」が設置され、乗車券類の販売もおこなわれる。さらに、電話による鉄道利用者からの問い合わせに総合的に対応する「阪急電鉄交通ご案内センター」も開設される。
これらは順次進められる予定で、投資額は約35億円。年間経費は約2億円になるという。