JR東日本は4日、山手線の恵比寿駅と目黒駅のホームドアの使用開始日を発表した。
JR東日本では、乗客の転落や列車との接触事故防止の対策として、山手線にホームドアの設置を進めることにしており、恵比寿駅では6月26日から、目黒駅では8月28日からホームドアを使用する。ホームドアには高性能センサーを設置し、ホームドアと車両と間の乗客や荷物を検知できるようにするほか、一部をガラス窓にして、足元の見通しをよくする。また、JR東日本のグループ会社に「ホームドア研修センター」を設置し、関係者の教育や訓練をおこなう。山手線では、6扉車から4扉車への取り替えが進められており、6扉車が混在する期間は、7号車と10号車部分のホームドアは設置されず、取り替えが完了する2011年中ごろより設置工事が行われる。
JRの在来線でホームドアが設置されるのは初めて。JR東日本では、2017年度までに山手線全駅にホームドアの設置を予定しており、恵比寿駅や目黒駅で技術的な課題や列車運行に与える影響を検証し、3駅目以降に反映させる予定。