JR北海道は10日、735系車両を投入することを発表した。アルミ合金製車体とし、当面は夏期のみ営業運転をおこなう。
735系は札幌圏用の通勤電車で、軽量化のためにアルミ合金が採用された。寒冷地を運行するJR北海道の車両は、これまでステンレスか鋼鉄製で、アルミ合金の車両が導入されるのは初めて。新造両数は、3両編成2本の計6両。
JR北海道では、低温時や降雪時における車体断熱性などを検証する走行試験を2011年度まで実施し、試験を実施しない夏期に営業列車として使用する予定。車両はすでに完成しており、製造された山口県内から北海道の五稜郭まで、線路を使った甲種輸送が現在おこなわれている。