近畿日本鉄道は19日、2階建て車両の30000系の階下席をリニューアルすることを発表した。4月29日からは利用条件も変更になる。
リニューアルされるのは、2階建て「ビスタカー」の30000系特急車両の階下席。中央に設置されるテーブルを、青色のソファーで囲むイメージで配置される。また、和紙調のガラスを使用した間仕切りが設置され、階下席の独立性が保たれるよう配慮される。座席数の定員はこれまで6人から5人に変更され、「グループ専用席」として、3人以上のグループ単位で利用できるようになる。
改造を受けた車両は4月29日に1編成が運転を開始し、今秋以降、ほかの14編成も順次リニューアルされる予定。1編成あたりの工事費は800万円。同社では、4月29日以降、リニューアルしていない編成も、ビスタカーの階下席を「グループ専用席」として取り扱い、3人以上5人以下のグループ単位で発売する。