JR西日本は5日、福知山線や山陰線などに導入する287系新型特急電車のデザインを発表した。
287系の車体のデザインは、特急「サンダーバード」用車両のデザインを踏襲する。窓の下のラインは、特急「北近畿」で使用している国鉄特急カラーの赤色を使用し、青色ラインのサンダーバード号と区別できるようにする。車内は、足元のスペースを広げ、座席の座り心地を向上させるほか、車椅子対応トイレや多目的室を設置する。
新型の287系は、特急「きのさき」や特急「北近畿」などで、2011年春から運行する予定。大阪から北近畿方面では、福知山線経由の「北近畿」のほかに、播但線経由の特急「はまかぜ」も運行しているが、「はまかぜ」にも2011年春から新型車両が投入される。「はまかぜ」用の新型キハ189系はすでに試運転も行われている。