名古屋鉄道や名古屋市交通局などが加盟するトランパスIC協議会は16日、2011年2月に導入予定のICカード乗車券の名称とデザインを発表した。名称は「manaca」となった。
決定した名称の「manaca」(マナカ)は、利用可能エリアの名古屋圏が日本の「真ん中」に位置することに由来する。manacaのサービス開始時期は、2011年2月の予定。1枚のカードで、名古屋鉄道、名古屋市交通局(市バス含む)、名鉄バス、豊橋鉄道、名古屋臨海高速鉄道、名古屋ガイドウェイバスの6つの事業者が利用できる。ICカードの発行と運営は、「名鉄ICカード」と「名古屋交通開発機構」が行う。
名古屋圏では近畿日本鉄道も運行しているが、同社は関西圏私鉄の「PiTaPa」を導入しており、「manaca」の利用可能エリアから外れることになる。manacaとほかのICカード乗車券との相互利用は、JR東海の「TOICA」やJR東日本の「Suica」で、2012年度を目標として導入が検討されている。